材料科学専攻博士前期課程の坂口紀彦さんがプラスチック成形加工学会第35回年次大会において優秀学生プレゼンテーション賞を受賞しました
2024年7月16日
6月19?20日にタワーホール船堀(東京)で開催されたプラスチック成形加工学会第35回年次大会において、大学院博士前期課程の坂口紀彦さんが「優秀学生プレゼンテーション賞」を受賞しました。
本賞は、学生の口頭発表の中で特に優秀な発表に贈られるもので、今回の年次大会の特別企画として行われました。審査対象となった学生8名の口頭発表のうち、最も優秀な1件として坂口さんの発表が選ばれました。同日夜に開催された懇親会において表彰楯が贈呈されました。
発表内容について
題目
ポリ乳酸/ポリオキシメチレンブレンドにおけるポリ乳酸の結晶化挙動
発表者
坂口紀彦、竹下宏樹、永田裕佳、木田拓充、徳満勝久
概要
高分子材料は、単体で使われるだけではなく、複数の異なる高分子のブレンドとして使用されることも一般的です。そのような場合、材料の性質は、異種成分間の相分離や結晶化等により決まる高次構造に大きく依存します。本研究では、異なる2種類の結晶性高分子をブレンドした時の結晶化の特徴を、X線散乱法や誘電緩和測定等の様々な手法を使って明らかにしました。特に、先に結晶化する成分が形成する構造が、後から結晶化する成分にどのような影響を与えるかに着目しています。