アメリカ留学レポート
国際コミュニケーション学科 伊吹 ひかるさん
アメリカ オリンピックカレッジ
アメリカ ワシントン州に来て早いもので一か月がたちました。毎日が充実していて、本当に早い一か月だったと思います。初回のレポートでは大学についてと、自分が暮らしている環境について報告したいと思います。
わたしが通うオリンピックカレッジはワシントン州のブレマートンという町にあります。住んでいて思う正直な感想は、程よい田舎で、県大のある彦根とも似ているなということです。田舎すぎる、ということはないので個人的にはあまり不便は感じていません。勉強するには良い環境なのではないかなと思っています。大学から15分歩いたところにフェリーターミナルがあり、それに乗って1時間のところにシアトルがあるので、週末に遊びに行ったりもできます。
さて、大学の授業についてですが、わたしが今クォーター取っているのは Intensive English (IE)というその名の通り英語を上達させるための留学生向けの語学授業です。着いてすぐに行われるテストの結果からレベル別にクラス分けされます。Grammar?Writing/ Reading/ Speaking?Listening の3コマあり、1コマ50分です。週5日全てIEで、朝9時に始まり12時には授業が終わるので、一日の中で課題や勉強をする時間は充分にあります。課題は毎日出されますが、時間を上手く使って進めれば今のところはそんなに苦ではないかなと思います。わたしのクラスの先生は分かりやすく綺麗な英語を話してくださり、時々世間話を挟んでくるので面白く、良い先生です。
オリンピックカレッジにはInternational Club というものがあり、着いてすぐのオリエンテーション期間ではこのクラブのボランティア学生の皆さんに、大学施設の案内?学費の払い方?こちらでの携帯電話の買い方?バス定期の作り方など、色々教えていただきました。本当に最初は不安でわからないことだらけだったので、とても助かりましたし皆優しくフレンドリーなので、このクラブのおかげで少し緊張が和らいだ気がします。オリエンテーション最終日にはこのクラブでシアトルまで遊びに行きました。新入生歓迎のイベントもあり、そこで新しい友達を作ることもでき、楽しませていただきました。このクラブは色々イベントがあるので積極的に参加していきたいと思います。今はAsian Festivalの準備をしています。このクラブについての詳細、Asian Festivalについては次のレポートで報告したいと思います。
わたしは大学すぐ近くのResidence Hall(寮)に住んでいます。1人部屋、2人部屋、3人部屋があり、わたしは2人部屋でドイツ人のルームメイトと住んでいます。毎週火曜日に管理人の方が車で大きなスーパーに連れて行ってくださり、そこで自炊のための買い物ができます。(自由参加)Community roomという広い部屋があり、そこで皆で料理をしたり、テレビを見たりお喋りしたりしています。毎週水曜日にはCommunity Dinner というものがあり、わたしが着いて最初のCommunity dinnerでは各国のパンケーキを皆で作って食べました。2回目では冷蔵庫にあるものを使って皆自由に好きなものを作ってシェアしました。わたしは唐揚げを勝手に作っていました。また、オリエンテーション期間に寮の庭でも新入生歓迎のBBQを開いていただきました。そこでも新しく友達を作ることができました。
留学に来て一か月、自分の英語力が上がったとは思いません。伝えたいことを上手く英語で言えず、情けない気持ちになることの方が多いです。授業を受けていてとてもよく思うことは、何故日本人はGrammarやWritingはよくできるのに喋ることができないのだろうなということです。Speakingで文法がちゃんと頭に入っていても、自分の英語が相手に伝わらなければ、なんの意味もないなと痛感させられます。また授業中積極的に発言したり質問したりすることが日本人やはり少ないように思われます。伝わらないことが嫌になって喋りかけることから逃げたくなることもありますが、わからないことはしっかり質問する、もっと色んな人と喋っていかなければ今より成長はできないと思うので逃げずにコミュニケーションを取っていこうと思います。
また1か月で気づいたことは自分から積極的に動かなければ何もできないということです。留学生サポートが手厚く、International Club のイベントが時々あるとはいえ、空いた時間が多いのも事実です。平日は授業が昼には終わり、週末は、特に課題が早く終わる週なんかは何も予定がなければ正直暇です。その時間に勉強することも勿論大切ですが、わたしは外にも出ず1人で机に向かってガリガリ勉強している時間が多すぎるのももったいなく感じたので、少しでも予定を作りたくて、平日は毎日授業が終わったら大学のジムへ行き、そのあと図書館か自分の部屋で課題を進め、時々友達と歩いて買い物へ行ったりごはんを食べたりしています。週末は最近やっと友達と約束してシアトルへ行ったり、モールがある隣町まで車で連れて行ってもらったりと、予定を作れるようになりました。頑張って喋りかけて、一緒に遊ぶ約束をすることができたこともあったので、そのたびに、やはり自分から喋りかけたりすることは大切だなと実感します。留学生の皆が皆、英語の勉強に対する意識が高いわけではないことにも気づいたので、低い方に流されず、しっかり勉強するときは勉強する、遊ぶ時は遊ぶと、時間を上手く使いながらこの留学生活を有意義なものにしたいと思います。