アメリカ留学レポート2

国際コミュニケーション学科  村尾友香さん

Eastern Michigan University(2)

 ミシガンに来て、早くも3ヶ月が経ちました。ミシガン州は北海道と同じ緯度に位置しており、とても寒く今の時点で気温がマイナスに達して、時々雪が降ります。そんな3ヶ月経った今の心境はというと、本当の意味でアメリカでの生活に慣れて、落ち着いてきたかな、という感じです。今回は既に終わりに近づいていますが、Fall Semesterの授業について紹介したいと思います。
 私は今学期、ESL(留学生向けの授業)を3つ、専門科目(現地の大学生が受けている授業)1つを履修しています。授業は月~木で、1つの授業につき週2コマ(1コマ、1時間15分)なので、1週間に8コマの授業を受けています。通常、中間テストが10月?期末テストが12月にあります。ESLのクラスは初めに、プレイスメントテストを受けて5段階中、上から2つめのレベルのクラスになりました。

大学内の池(冬は凍るのでスケートリンクになる)
大学内の池(冬は凍るのでスケートリンクになる)
大学のスタジアム
大学のスタジアム

●Academic Listening/Speaking
Listening Partでは、主にNote-Takingの技術を学び、Speaking Partでは主にSpeechについて学んでいます。そして学期が半分くらい過ぎたあたりから、Listeningで聞いたトピックについてのDiscussion Partが加わりました。その他にも、先生から指定された動画を見て要点をまとめる課題や、実際に学内であった特別講義に行って内容を要約する課題、またPoster Presentation、単語テストなど様々な面から英語力が鍛えられる授業です。

●Academic Writing
Research Paperの書き方を学期を通して学びます。Research Paperとは、参考文献などを用いて書くレポートのことです。テーマの選び方、参考文献の探し方、選び方、引用の仕方、要約、言い換えなど基本的なことから始まって、だんだん実践に移っていきました。先生だけでなく、クラスメイト間でも評価しあったり意見を出したりします。

●American PronunciationII
主に発音そのものではなく、rhythm、thought group(意味のまとまり)、content word(意味のまとまりの中で365体育直播な単語)、reduction word(強調しない方がいい単語)にいかに気を付けて話すことが365体育直播か、ということを音楽、スピーチなどを通して学んでいます。

●Introduction to Travel and Tourism
私が今学期とっている唯一の専門科目です。授業はパワーポイントを中心にして進みます。そして普通の授業と異なり、大きなテストが3回あります。その他に、エッセイを2回提出しました。またこの授業を取っていたおかげで、興味がある学生団体を知ることが出来たり、先月にはデトロイトで行われたTravel & Tourismに関するConferenceに参加することもできました。

図書館
図書館
ポスタープレゼンテーション
ポスタープレゼンテーション
大学近くのお店

大学近くのお店

 授業全体を通して言えることは、アメリカ人?留学生関係なく、とにかく授業中の積極性?意欲が凄いということです。みんな自分の話しをとにかく聞いてほしい、と言わんばかりに、他の生徒が話していようと、先生が説明していようと何か言いたかったらすぐに手を挙げます。私は、その話しを聞いて理解しようとするのが精一杯、当てられたらやっと話せるくらいで、自分から手を挙げることが出来ません。
 発言できない理由の1つに「その話題について考えたことがない、知識がない」ということがあると思います。自分がいかに日本国内、また世界についての様々なことに関して無知だったかということを思い知らされました。
 そして、もう一つ「失敗を恐れている」ということがあります。ESLのクラスでよく発言している人でも、よく聞いていると文法がぐちゃぐちゃの人が結構います。それでも本人は全く気にせず話し続けます。一方、私は話すときは、どうしても正しい英語で話そうとしてしまいます。正しい英語で話すのは良いことだけれど、それを気にしすぎて発言できないのは別の問題だと思います。
 けれど、私にはあと1セメスター残っています。Winter SemesterではもうESLの授業は取らずに専門の授業だけを取ろうと考えています。このセメスターで学んだことを生かして、授業中に自分の意見を他の学生に負けずに発言することが目標です。
 このままアメリカに来て、人の意見だけ聞いて自分の意見は言わずに帰るのはいやなので、頑張りたいと思います。