アメリカ留学レポート
国際コミュニケーション学科 美輪 綾香さん
アメリカ スカジットバレーカレッジ 留学生日記3
春休みが終わり、スプリングクオーターが始まりました。最後の学期は初心に戻ろうということでENGLISHのクラスを2つと興味があったアートのクラスを履修しました。英語のクラスは主に文学を読んで要約していくという授業内容なので毎回かなりの読書課題がでます。はじめは読む量が多すぎて戸惑いましたが、日本にいた時に先生がアメリカの大学はすごい量の読書課題が出るけどその中で本当に365体育直播なのは少ししかなく、そこに焦点を当ててその他のページはざっと読めばいいのだ、というようなことを言っていたことを思い出してからは効率よく読み進めることができています。
部活は相変わらず平日は午後から練習があって週末は試合があります。ワシントン州各地の大学やカナダにも遠征に行くので様々な場所を訪れることができ、毎回小旅行気分で楽しいです。遠征費や宿泊費なども全て大学が支給してくれるので金銭面では非常に助かっています。最近はチームメイトの保護者も私の名前を覚えて応援してくれるので大変嬉しいです。学校が終わるとすぐ部活に行き、部活が終わると図書館に行って勉強するというなかなか忙しい日々を送っていますが、こんな生活も残り2ヶ月で終わりです。悔いのないよう楽しみたいと思います。
今月もおもしろいと思ったことについて報告したいと思います。
「ハワイアン」
チームにはハワイ出身でソフトボールのために大学だけSVCにきているネイティヴハワイアンが2人いるのですが、この2人と接しているうちにハワイと日本には似ている点が多くあることに気づきました。特に食文化です。日本語の食べ物に関する単語をよく知っています。酢漬けのタコやさきいか、干し梅、ポップコーンののり塩味など実家から送られてくるそうでよく持ってきています。これらのものをまさかアメリカ人からもらうとは考えてもいなかったので驚きました。他のアメリカ人の友達は「Ew」や「気持ち悪い」と拒絶していましたが、私は喜んでもらいました。また家に遊びに行ったときには「スパムむすび」というのを作ってもらいました。調べるとどうやら寿司がハワイで独自に進化したハワイ名物のようです。なぜこんなに似ている点があるのだろうと考えた際、冬休みにロサンゼルスにある全米日系人博物館に行った時のことを思い出しました。そこで日本からの移民にルーツを持つ日系人の割合がハワイにおける総人口の過半数を占めていた時期があったということが書いてある記事を読んだことを思い出しました。何十年も前の移民が伝えた日本の文化がこうして現代のハワイっ子からハワイ以外の土地で感じられるのはなんだか不思議な気分でした。